武田薬品、新製品5品目の承認を取得(医療介護CBニュース)

 武田薬品工業は4月16日、2型糖尿病治療剤2品目、高血圧症治療剤、不眠症治療剤、抗がん剤各1品目の計5品目の製造販売承認を取得したと発表した。

 2型糖尿病治療剤は「ネシーナ錠」と「メタクト配合錠」。ネシーナ錠は、万有製薬/小野薬品工業のジャヌビア錠/グラクティブ錠、ノバルティスファーマのエクア錠(同日発売)に続く3番目のDPP-4阻害剤。一方、メタクト配合錠は、武田薬品のインスリン抵抗性改善剤アクトス錠とメトホルミンの合剤で、2型糖尿病治療剤として日本初の配合剤という。

 高血圧症治療剤「ユニシア配合錠」は、武田薬品のアンジオテンシン2受容体拮抗剤(ARB)ブロプレス錠とアムロジピンの配合剤。共に同日付で発売されたノバルティスファーマのエックスフォージ配合錠(ディオバン錠とアムロジピン)、第一三共のレザルタス配合錠(オルメテック錠とカルブロック錠)に続く3番目のARBとカルシウム(Ca)拮抗剤の配合剤。

 不眠症治療剤「ロゼレム錠」は、既存薬とは作用メカニズムが異なる「メラトニン受容体作動薬」。抗がん剤(大腸がん)「ベクティビックス点滴静注」は、同じ作用メカニズムのメルクセローノのアービタックス注射液と比較して、▽ヒト型抗体▽初回と2回目以降の投与量に変更がなく、かつ2週間に1回投与▽抗ヒスタミン剤の前投薬など投与前の処置が不要―の3点で異なるという。

■ノバルティスは3品目発売

 ノバルティスファーマは同日、エクア錠、エックスフォージ配合錠、抗がん剤のアフィニトール錠を発売したと発表した。アフィニトール錠は、ファイザーのスーテントカプセルまたはバイエル薬品のネクサバール錠などのチロシンキナーゼ阻害剤投与後に疾患が進行した転移性腎細胞がん患者に対する有効性が、フェーズ3大規模臨床試験で確認された唯一の薬剤という。


【関連記事】
武田薬品の不眠症治療薬など5品目を承認へ
新規2型糖尿病治療薬に併用効能を追加申請―武田薬品
【中医協】ノバルティス、第一三共のARB配合剤などの薬価が決定
降圧配合剤レザルタス、売り上げ目標500億円―第一三共
インクレチン関連の2型糖尿病治療薬が続々と承認へ

ネット選挙「その方向でいい」=小沢氏(時事通信)
放鳥トキ、産卵か=3組目、卵確認できず−環境省(時事通信)
“最後の大物仕手筋”公訴を棄却 大阪地検、脳梗塞で訴訟能力なし(産経新聞)
徳之島案、県連に説明=官房長官(時事通信)
<日本医師会>会長選を直接選挙に…原中会長(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。